煙突の構造
シングル煙突(一重煙突)
シングル煙突は排気熱を放熱し排気性能が弱くなりやすく、スス・タールの付着が多くなります。
室内部分以外は使用しないことがほとんど。
施行例:室内煙突の一部をシングル煙突
断熱二重煙突
高温になった触媒にバイパスダンパーの操作で煙を通過させて再燃焼させる。
燃費の良さ、微粒子廃棄物の少なさが特徴。触媒は消耗品なので2~3年で交換が必要となる。
施行例:煙突は断熱二重煙突
二重煙突にする訳
煙突火災は煙突内に付着したススやタールに引火して燃え上がる現象で非常に危険なものです。煙突火災を避けるには、スス・タールの付着しにくい断熱二重煙突を使用することが効果的であり、
万が一の場合にも安全性が高くなります。
配管方法と煙突形状
屋根貫通
角トップ
最も雨仕舞が良い方法だが煙突囲いの造作などがあるため高額になりやすい。
煙突囲い
屋根面との雨仕舞は良好。煙突の支持を堅牢にすることができる。
煙突露出
最も簡易な屋根の納まり。煙突の自立できる高さに制限がある。
壁貫通
煙突を外壁に取り付けるため下地工事が必要な場合がある。
煙突代は屋根貫通より高額になることが多い。