燃焼方式
現在の薪ストーブは残留物質を減らすためや熱効率を高めるために様々な技術を駆使しています。
中でも薪を燃焼させる一次燃焼と煙を燃焼させる二次燃焼がありその方法も様々なタイプがあります。
クリーンバーン燃焼
二次燃焼用給気が本体内部で暖められエアーチャンバー(二次燃焼口)から煙に噴出されて再燃焼させます。 シンプルな操作性と構造。多くの機種がクリーンバーンタイプを採用しています。
触媒燃焼(キャタリティック燃焼)
高温になった触媒にバイパスダンパーの操作で煙を通過させて再燃焼させる。
燃費の良さ、微粒子廃棄物の少なさが特徴。触媒は消耗品なので2~3年で交換が必要となる。
フレックスバーン燃焼
耐火セラミック製の二次燃焼室と触媒を併用したシステム。クリーンで効率の良い燃焼を実現。触媒は消耗品。
リーンバーン燃焼
自動車で用いられている「希薄ガス燃焼」の概念を薪ストーブに応用した触媒を使わない二次燃焼システム。
耐火セラミックで高温を保ち燃焼させることで通常の約半分でも安定燃焼を確保している。
woodbox多次燃焼方式
プレヒートした燃焼用空気により低い温度でも針葉樹をクリーンに燃焼可能にしたシステム。
暖房方式
輻射式暖房
本体から直接放出される輻射熱で暖房するタイプ。
本体表面温度が高いためレンガ積み等しっかりとした断熱工事が必要となる。
対流式暖房
本体の二重構造部分からの対流熱で暖房するタイプ。
輻射式よりも本体表面温度が低いためタイル貼等で壁の断熱処理が済む場合もある。
素材
鋳鉄製
本体が熱くなるまでには時間がかかるが、冷めにくいので蓄熱効果がある。
薪ストーブで最も多いタイプ。クラシックタイプに多い。
代表的な鋳鉄製薪ストーブ
鋼板製
本体温度が早く立ち上がる。曲線を生かしたデザインが多くインテリア性は抜群。
モダンタイプに多い
代表的な鉄板製薪ストーブ
ソープストーン
美しい天然石のソープストーンは蓄熱性が最も高く、すぐれた暖房能力を発揮します。
非常に重量があるので十分な対策が必要。
代表的なソープストーン薪ストーブ